製造業向け在庫管理基礎研修
適正な在庫管理で利益を生み出す
在庫は企業が生産活動をおこなうために所有する資産ですが、在庫のままでは利益を生み出しません。むしろ過剰な在庫は、ムダなスペースや作業が増える、時間が経ち劣化した場合には廃棄にコストがかかるなど、会社の経営に大きな悪影響を及ぼします。本研修では、在庫が与える影響や在庫管理の基本を理解したうえで、実際の削減事例を見ながら自社にあった在庫管理方法を考えます。また、理想の状態を明確にし、理想の状態が維持できるような意識改革をすることで、ムダな在庫を減らして利益に結びつける取り組みのきっかけをつくります。
対象者
- 在庫管理の基本を学びたい方
- 現在の在庫管理方法に課題を感じている方
- これから在庫管理に携わる方
研修の目的
- 在庫管理の重要性を正しく理解し、リードタイムの短縮につなげる
- 適切な在庫管理方法を理解し、理想の状態を明確にする
- 自社の在庫管理の現状を振り返り、具体的な改善策を考える
研修の特長
在庫管理のための5Sを解説
在庫管理をおこなううえでの大前提として、製造業では5Sは当たり前と言われていますが、通路に物が置かれている、スペースをムダ遣いしている、探し物の時間が多いなど、意外とできていない企業も少なくありません。本研修では、生産管理の視点から5Sと在庫管理の関係性や必要性を考え、5Sの基礎知識から具体的な活動の進め方まで幅広く学び、適切な在庫管理をおこなうための土台づくりをサポートします。
意識改革で職場は変わる
製造現場にとっての理想の状態とは、ムダな物がなく、決められた物が決められた場所に保管され、わかりやすく表示されている状態と言えます。理想の状態に近づくためには、現状はムダだらけであるという意識をもち、全員で知恵を出し合い、できるところから改善していくことが大切です。研修では改善にむけての意識改革をおこない、受け身ではなく自主的な行動につなげられるように気づきのポイントをご紹介します。
プログラム例
- 製造業向け在庫管理基礎研修(講師派遣)
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◆部品在庫の管理はなぜ必要?
・資材調達の役割とは
・在庫管理の重要性を正しく認識する
・在庫管理の考え方と在庫の種類
・在庫を持つメリット、デメリット◆部品在庫は会社の資金を減らす
・在庫とはお金である、持ちすぎると倒産する?
・在庫の回転率向上のポイント
・棚卸は最低でも月1回はおこなう
・棚卸の効果的な進め方◆放っておくと増えてしまうのが在庫
・まれに起こる在庫があわない原因
・在庫の正確な把握の大前提は5Sである
・意外とできていない5S
・定量発注点方式と定期発注点方式の使い分けのポイント
・ABC分析で重点管理
・流動数曲線を活用する◆部品在庫削減の効率的な進め方
・購買、生産、設計部門が在庫管理にどのように関わっているか理解する
・在庫削減活動推進の手順
・在庫管理とPOSシステム
・自社の生産方式を見直してみよう
・生産現場での在庫管理の手法
・在庫管理でリードタイムは短縮できる
・運搬活性指数の活用
・在庫削減事例◆在庫管理がうまくいく理想の現場を考える
・理想の状態を考える
・意識改革で職場は変わる
※プログラムは一部変更となる場合がございます。
受講者の声
- 研修をとおして、過剰在庫や在庫不足が頻発する原因が他部門との連携がほとんどできていないことだと感じましたので、まずは他部門との情報共有をしっかりすることから始めていきます。
- 今までは経験と勘のみの感覚で管理をしていたが、保管コストなど在庫を抱えるリスクを意識できていなかったと反省した。研修で自分も含めメンバー全員の意識が変わったので、全員で改善していきたいと思った。
- 今まで在庫管理について独学で勉強してきたのですが、自分で思っていた在庫管理方法に間違っている部分があることに気づけました。研修で基礎から学び直すことができたので、今後の業務に活かします。
- 人によって部品の発注の仕方や適正在庫数の考え方が違うため、社内で統一していくためにルール作りが必要だと思った。
- 5Sについてもあらためて学ぶことができて良かったです。以前から5S活動をおこなっていますが形骸化してしまっているため、在庫管理の視点からも今後しっかり取り組んでいこうと思います。
講師
豊富な実績をもち、多くの受講者を送り出してきた「プロフェッショナル」が講師を担当します。
塚腰グローバルコンサルティングでは「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」「コンセプチュアルスキル」の各分野の専門家が講師となり、これまで1,000名を超える受講者を送り出してきました。
それぞれの講師は役員秘書、管理職、取締役などの経歴を持ち、専門性に加えて高い人間性と親しみやすさを兼ね備えております。一人ひとりの経験・知識・スキルを活かして受講する全ての方に気づきと学びを提供します。
よくあるご質問
在庫管理以外にも製造業に役立つ要素をプログラムに盛り込むことはできますか?
以下のようなテーマを盛り込んで研修をアレンジすることが可能です。
(例)
・IE(現場改善の基本手順、工程分析、動作分析、稼働分析など)
・QC(QC活動の目的、進め方、QC活動に使えるツールの紹介など)
・安全衛生(ヒヤリハット、健康管理、メンタルヘルス、安全配慮義務など)
24時間稼働で全員集めることが難しいのですが、どのような対応ができますか?
平日の日中に研修を受講させるのが難しい場合は、土日祝日や終業後に実施することも可能です。なお、休日や夜間の実施でも追加料金は一切いただいておりません。
Contact
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